早水電機工業とソーラーフロンティアは,東京都が実施する「再生可能エネルギー見える化モデル事業」の一環で,舗装型太陽光パネルを東京ビックサイトに設置し,3月26日から利用を開始した(ニュースリリース)。
今回,東京ビッグサイトに設置された舗装型太陽光パネルは,日中に発電した電気を蓄電し,夜間に利用することで,床面にメッセージを点灯表示させることができる。全長は約16.5mにおよび,年間想定発電量は約750kWhとなる見込み。
太陽光パネルには部分的な影にも強く,実発電量の高いソーラーフロンティア製のCIS太陽電池を使用し,早水電機工業の導光板技術と組み合わせることで,視認性の高い発光型の歩道設置を実現した。
早水電機工業とソーラーフロンティアは過去にも太陽光発電による電力を蓄電し,夜間の照明に利用できるソーラー街路灯の設置などを共同で進めていたが,この技術での両社の取り組みは初めてになる。
舗装型太陽光パネル設置の取り組みは,東京都が実施する「再生可能エネルギー見える化モデル事業」の一環であり,都有施設において率先的に新たな再エネ技術を導入し,見える化を図ることで,民間施設の取組拡大につなげることを目的としている。
路面に事業内容に関するメッセージを表示することに加え,バッテリー収納BOXには事業内容,発電量,CO2削減量を表示,更には過去の発電量やアンケートページが掲載されている専用ホームページにアクセスできるQRコードを表示することで,訪問者への情報発信を実現するとしている。
設置案件の概要は以下の通り。
設置場所:東京ビッグサイト2階エントランスプラザ(東京都江東区)
設置容量:1.2kW(ソーラーフロンティア製モジュール12枚分)
全長:約16.5m×約0.9 m
設置期間:2020年3月26日~2021年3月31日まで(予定)