日本板硝子は,瞬間調光ガラス「UMU(ウム)スマート ウィンドウ」が,量産国産車の車室内向けとして初めて採用されたと発表した(ニュースリリース)
この製品は,2枚のガラスの間に特殊な液晶シートを挟んだ合わせガラス。液晶分子は,普段は不規則に並んでいるために光を拡散し,「不透視」な状態だが,電圧がかかると整列し,光を通すため「透視」になる。
したがって,電源のON/OFFで “見える/見えない” を瞬時に切り替えることが可能。また,強靭な中間膜で貼り合わせてあるので衝撃に強く,万が一割れても破片が飛び散らない安全なガラスになっているという。
この調光ガラスを搭載するのは,LEXUSのラグジュアリーショーファーカー「LM」(2020年2月,中国・東南アジアで発売開始)。車室内パーティションに採用され,ラグジュアリーで静かなプライベート空間の創造に貢献するとしている。