島津製作所は,慶應義塾大学理工学部中央試験所に「SHIMADZU 計測オープンラボ」を開所した(ニュースリリース)。
計測用X線CTシステム「XDimensus 300」を同センターに設置して,アプリケーション開発や保守管理に従事する担当者1名を常駐させる。同装置は最大許容指示誤差±3.8~9.8μm(測定寸法による)という国内最高水準の精度を誇る旗艦機種で,電子部品や自動車などの図面の検証から樹脂成形品やアルミ加工品の検査まで様々な作業の効率・品質の向上に貢献してきた。
また中央試験所は産学官連携拠点の一つでもあるため,慶應義塾大学の研究者・大学生・大学院生のみならず近隣の製造業の研究者・技術者にも幅広く「XDimensus 300」を使ってもらえるという。同試験所への企業の入居は8例目となる。
同社は「SHIMADZU 計測オープンラボ」でのオープンイノベーションを通じて,革新的な製品・サービス創出を目指していくとしている。