独ショット,独ジェットライト,アラブ首長国連邦のエティハドエンジニアリング,独ルフトハンザテクニックは,ドバイ航空ショー2019で,新しい「人間中心の照明」技術をさらに探求および促進し,それを市場に投入するための協力を表す式典に署名した(ニュースリリース)。
今回の協力の目的は,キャビン照明システムにおけるショットの専門知識,時差ぼけを減らすためのジェットライトの全体的かつ科学的に証明されたソリューション,エティハドエンジニアリングおよびルフトハンザテクニックの航空機システム統合,設計認証,および革新能力に関する専門知識を組み合わせることにあるという。
共同開発されたシステムは,ショットのLEDキャビンイルミネーションテクノロジー「HelioJet」を利用して,キャビン全体で均一な配光と高い色安定性を実現する。そしてルフトハンザテクニックのキャビン照明制御システム「»nice«」に統合されたジェットライトのインテリジェントオートメーションソフトウェアと組み合わされている。
新しい照明パイロットテクノロジーは,客室乗務員が介入することなく,飛行ルートとフェーズまたは希望する照明振り付けに最適な照明配列を恒久的に計算して実行する。
エティハドエンジニアリングとルフトハンザテクニックは,航空機とシステムの統合,認証,検証に関する数十年にわたる経験をパートナーシップにもたらし,設計および部品製造の開発能力に貢献しているという。
これら開発協力の結果,時差ぼけや頭痛を軽減し,より高い集中力とエネルギーレベルを可能にすることにより,マルチタイムゾーンフライトでの航空旅行者の幸福にプラスの影響を与える自動キャビン照明シナリオに効果的なシステムになったとしている。