オキサイドは,光とレーザーの科学技術フェア(11月12日~14日 科学技術館)において,レーザーディスプレーの開発に欠かせない,カラースペックル測定装置の展示とデモを行なっている。
この製品はカラースペックル測定装置「SM01VS09」と専用ソフトウェア「M-Speckle」の組み合わによるもの。このうち「M-Speckle」が新たにリリースされた製品で,従来の単色に対応したソフトウェアに対し,フルカラーの測定が可能となった。
2018年1月に発行された国際標準規格IEC-62906-5-4(カラースペックル測定法)に準拠しており,同社のスペックル測定製品シリーズ「Dr.SPECKLE」シリーズの測定ソフトウェアのオプション機能の一つとして提供される。
そのため,これまでの「SM01VS09」のユーザーもソフトウェアを「M-Speckle」にバージョンアップし,本体にカラーホイールの回転機構を取り付ける改造を施すことで,この新製品と同様の測定が可能となるという。
新製品は測定モード,計算モード,解析モードの3つの操作モードを搭載。カラースペックル分布を色度図上にプロットし,カラースペックル分布の評価指数(色度座標の分散,共分散,Photometric speckle contorast)を算出する。
これによりカラーの色ムラの指標が分かり,RGBによる白色を表示したときのカラースペックル評価が可能となる。同社ではブースにおいて実機を展示すると共に,デモにも対応するとしている。