パナソニックは,社内カンパニーであるオートモーティブ社の「小型HUD(Head Up Display)」が,2019年9月17日に発売された日産自動車の新型スカイラインに採用されたことを発表した(ニュースリリース)。
この製品は,新型スカイラインにおいて高速道路で同一車線内ハンズオフが可能なナビ連動ルート走行を実現した日産自動車の自動運転技術「ProPILOT2.0」のインテリジェントインターフェースの一つとして採用された。
システムから送信される,車線変更タイミングの提案等の重要な情報を,ドライバーの視界の中心近くに表示することで,視線移動によるドライバーの負担を軽減し,ドライバーとシステムとの快適なインタラクションに貢献するとしている。
同社がデジタルカメラの開発で培ったレンズ設計・レンズ成形技術を活用し,高精度の自由曲面ミラーで高画質化を実現。また,液晶ディスプレーの照明技術を応用したHUD向け導光板で,PGU(Picture Generation Unit)の薄型化と高輝度化を実現しているという。