ウシオ電機は,ガラスやレンズ,フィルムなどの品質および欠陥検査に最適な検査用光源ユニットの新ブランド「arctruth(アークトゥルース)」を立ち上げた(ニュースリリース)。
ガラスやレンズ,フィルムなどの品質検査・欠陥検査は,対象物に光を照射しスクリーンに投影された影を目視で検査する方法や,顕微鏡を用いた検査などが行なわれているが,限られた工数の中で品質への要求は年々厳しくなり,検査方法の改善による歩留まり維持,および効率化が課題となっている。
同社は,これら検査プロセスに対し,30年以上に渡って検査用光源ユニット「Optical Modulex(オプティカルモデュレックス)」シリーズや,電源一体型検査光源ユニット「230VILS」などを提供してきたが,検査対象物や検査方法を問わずさまざまな検査ニーズに対応するため,これら複数の製品ブランドを統一し,新ブランドとして展開していく。
このブランドは,「見たいものが正確に見える」ことが必須の検査プロセスにおいて,特に「検査のプロフェッショナルユース」をコンセプトとした。「arctruth」は造語で,うしかい座の一等星(Arcturus)と「真実(truth)」を合わせたもの。
ラインナップは,ベーシックモデル(旧OPMシリーズ),コリメーターレンズモデル(旧OPMシリーズ),エントリーモデル(230VILS)。このほか新ラインナップとして,大型製品の検査ニーズの高まりを受けて,高輝度点光源ランプを用いた装置開発ノウハウを生かし,直径2,000mm以上の大きなワークに適した「大面積モデル」を2019年8月1日より販売する。