コヒレント,精密加工向けレーザーを発表

米コヒレントは,超精密切断加工向け産業用UVフェムト秒レーザー「Monaco UV」と,ピコ秒レーザー新プラットフォーム「HyperRapid NXT」を発表した(会社HP)。

「Monaco UV」は,従来に比べ3倍以上もHAZの少ない優れた加工結果を実現。優れた信頼性に加え,広く使われる材料において最適なアブレーションレート閾値を実現できるようパルスエネルギーと繰返周波数の最適な組み合わせ(20µJ/pulse@1.25MHz)を実現するよう設計されている。OLEDの切断やウェハー切断,ポリマー薄膜や箔の切断,フレックス回路やlow-kなどの材料加工に適しているという。

「HyperRapid NXT」は,ピコ秒レーザー(パルス幅<15ps)「HyperRapid NX」の新プラットフォーム。パルスエネルギーを一定に保ったまま,外部トリガー信号と同期し発振が可能となる独自技術「PulseEQ」を採用している。高精度なトリガー制御(ジッター約25ns)と先進のパルスエネルギー制御により,最新のスキャナーやステージとの高速な同期が可能となり,高速微細加工装置へ組み込む際の容易性が高まるという。

「Monaco UV」の主な特長は以下の通り。
・波長:345nm
・出力:>25W
・パルスエネルギー:>20uJ@1.25MHz
・パルス幅:>350fs
・繰返周波数:>2MHz

「HyperRapid NXT」の主な特長は以下の通り。
・出力/波長:
~30W@355nm
~30W,37uJ@2MHz@355nm(HRRモデル)
~50W@532nm
~100W@1064nm
・パルス幅:>15ps
・繰返周波数:シングルショット~最大4MHz
・最先端のパルスコントロール技術搭載

キーワード:

関連記事

  • 古河電工など、高出力ファイバレーザー技術でPFASの分解効率99.999%以上を達成

    古河電気工業と流機エンジニアリングは、古河電工の「インフラレーザー®」と呼ぶ高出力ファイバレーザーを用いて、有機フッ素化合物PFASを分解する要素技術を開発したと発表した。PFASを吸着した活性炭にレーザー光を照射し、短…

    2026.10.08
  • 芝浦工大、検知・通信・給電・描画を1本のレーザーに統合へ

    芝浦工業大学・教授の新熊亮一氏を中心とする研究チームは、慶應義塾大学・准教授の吉岡健太郎氏らと提案した研究開発課題「四位一体レーザーによる面的能動空間の創出」が、科学技術振興機構(JST)の研究プログラム「CRONOS」…

    2026.10.07
  • 分子研など、フォノンポラリトンの超高速変化を可視化

    分子科学研究所と大阪公立大学などの研究チームは、ナノメートルサイズの空間を伝わる光と物質が結びついた状態「ハイパボリックフォノンポラリトン(HPhP)」が、光照射によって高速に変化する様子を直接可視化することに成功した(…

    2026.09.04
  • 理研など、次世代2µm固体レーザー向け高効率EUV光発生法を実証

    理化学研究所(理研)や宇都宮大学などの国際共同研究グループは、次世代の先端半導体製造に期待される「2µm固体レーザー」を用いた極端紫外(EUV)光の発生において、複数のレーザーを同時照射する「マルチレーザー照射法」の有効…

    2026.08.27
  • Lumibird、Cilas株を売却しレーザー・メガジュール保守事業を取得

    仏Lumibirdは、Cilasおよび同社株主との間で、戦略的レーザー技術分野における包括的な契約を締結したと発表した(ニュースリリース)。契約には、Lumibirdが保有するCilas株式の売却、両社の長期的な産業協力…

    2026.08.06

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア