三井化学,レンズ技術でクリエイターとコラボ

三井化学は,これまでない新しい視点で「素材の魅力」をわかりやすく伝えるクリエイターとのコラボレーションプロジェクト「Material Meets Creative Team」の第7弾を発表した(ニュースリリース)。

同社は,メガネレンズ材料やスマートフォンカメラレンズ材料などの光学材料を保持しており,特に高屈折率メガネレンズのデファクトスタンダード材料「MRTM」シリーズでは,さまざまなラインナップを保有している。

今回,三井化学グループのアークが持つ光学設計技術と組み合わせ,光の形状を変化させるレンズ「optical walls」を設計・製作した。拡散光のLEDの光が「optical walls」を通過することで,直線光に変換され,何もない場所に光で区切られた空間を創り出す。

このレンズのコンセプトは,これまでのレーザーやプロジェクターを用いた空間演出ではなく,安全性が高く,かつ軽量な新しい空間演出のアプローチを実験すること。今回のレンズ設計を用いることで軽量な光学パーツで済むため,例えばドローンを用いた空間演出などを容易にするという。

同社はこのプロダクトのアイデア,コンセプトなどを特設WEBサイトにて後日公開するとしている。

その他関連ニュース

  • ニコン,紫外線カメラ用Cマウントレンズを発売 2024年10月22日
  • ams OSRAM,柔軟な薄型基板に実装できるLED発表 2024年10月15日
  • 【解説】パナが蛍光灯の生産終了,LED照明市場は顔ぶれが一新 2024年10月10日
  • 山形大,高輝度赤色ペロブスカイトナノ結晶LED作製 2024年10月02日
  • エーシック,照射位置が安定したチップLEDを発売 2024年09月17日
  • ams OSRAM,車載用ランプ向けLEDに新製品 2024年08月27日
  • 産総研ら,既存の光度標準電球を代替する光源を開発 2024年08月21日
  • 農工大ら,3種類の光学素子を1枚の超薄型素子に統合 2024年08月01日