タムロンは,グローバルシャッターCMOSセンサーを搭載した光学30倍ズームのカメラモジュール「Model MP2030M-GS」を発売した(ニュースリリース)。オープン価格。
一般的なカメラモジュールは,撮像素子にローリングシャッターCMOSセンサーを使用しているため,被写体が速いスピードで移動する場面や,カメラが動いて被写体を捉える場面において,被写体映像に歪みが発生しやすい特徴がある。
同社が採用したグローバルシャッターCMOSセンサーは,センサー素子の全てのラインが同時に露光されるため,速い動体やカメラが動いて被写体を捉える場面でも歪みの少ない映像を得ることができる。こにれにより,交通監視での車両のナンバープレート認証,大型のUAV(無人飛行機)等による施設監視の用途において,被写体の歪みを抑えた肉眼で見た形状のままに被写体を記録することができるという。
また,焦点距離6.5-195mmという光学30倍の高倍率ズームレンズを採用し,設置環境や使用目的に合わせた画角を選ぶことができる。さらに,セキュリティ市場で主流の1920×1080ピクセル,フレームレート60f/sの高画質デジタル映像出力が可能。Full HD対応の良質な画質で記録ができるとしている。