日本触媒,有機EL討論会「第12回業績賞」を受賞

日本触媒は,大気安定な逆構造有機EL素子の開発において,有機EL討論会より第12回業績賞を受賞した(ニュースリリース)。

この賞は有機ELに関連する科学技術の発展への顕著な功績に対して贈られるもの。

同社はフレキシブル有機ELの長年の課題であった大気中の酸素や水分による素子の劣化を克服した。具体的には,水・酸素に安定な材料の開発及び,素子構成の反転により,長時間安定駆動可能なフレキシブル有機ELの実現に成功したことが高く評価され,今回の受賞となった。

水・酸素に強いこの有機ELは,保護・バリア層を簡略化できるため,デバイスを紙よりも薄くすることができる。同社ではその薄さを大きな強みと捉え,開発品名「iOLEDフィルム光源」として発売に向けた検討を進めている。

iOLEDフィルム光源は,0.07mmという業界最高クラスの薄さを実現し,フレキシビリティに優れ,さまざまな曲面に沿う特徴を有しているという。例えば,肌に直接貼る,棒状のものに巻きつける等,これまで適用の難しかった場所・場面での活用が可能としている。

その他関連ニュース

  • SCREENのUV-LED直接描画装置,発明表彰を受賞 2021年11月04日
  • 三菱,光通信モジュールで電気科学技術奨励賞受賞 2021年11月02日
  • 山形大ら,良質な睡眠が得られる有機EL照明を開発
    山形大ら,良質な睡眠が得られる有機EL照明を開発 2021年09月10日
  • 香取秀俊氏,基礎物理学ブレークスルー賞を受賞 2021年09月10日
  • NeUら,認知症ソリューションファイナリストに 2021年09月09日
  • エドモンド,VSDイノベーションアワード受賞 2021年08月05日
  • 岩手大ら,有機EL試料内部の電位分布を直接観察 2021年07月29日
  • 茨大ら,高効率・狭帯域青色有機EL用発光体を開発 2021年07月21日