タムロン,近赤外光対応の4K/8Mレンズを発売

タムロンは,可視光域,近赤外光域の全域において高画質を実現した4K/8メガピクセル標準バリフォーカルレンズ1/1.7型 3.8-17mm F/1.4「M117VG3817IR」を発売する(ニュースリリース)。発売日は5月10日。価格はオープン。

監視カメラ市場においては,今後,4K/8メガピクセルの高画質監視が見込まれる。また高画質であると共に,高感度にも対応したレンズが求められている。

そこで同社では,「4K/8メガピクセル高画質」「高感度」「近赤外光」「CSマウントカメラ」に対応した1/1.7型3.8-17mm F/1.4バリフォーカルレンズを開発した。

この製品は,非球面レンズ,特殊硝材LD(Low Dispersion:異常低分散),XLD(eXtra Low Dispersion)レンズの採用と高度な光学設計技術により,4K/8メガピクセルや5メガピクセルカメラに対応する高画質を実現したという。

また,開放F/1.4とすることで,8メガピクセルでありながら夜間での使用が可能。4K/8メガピクセルに対応する高画質を図りながら,最も使用頻度の高い焦点距離3.8-17mm(1/3型換算:焦点距離2.5-11.2mm相当)をカバー。特に広角側の焦点距離を3.8mmとすることで,屋外に設置して幅広く高画質な撮影をすることが可能。ワイド端で水平画角121.2°を実現している。

さらに,最新の光学設計に基づくレンズ素材選定や加工精度の向上により,色収差補正や近赤外光域の性能と周辺解像を大幅に改善。近赤外光域において5メガピクセルの高画質を実現した。

色収差を極限まで低減する光学設計を行ない,色ニジミの少ない描写を実現。高度な設計解析を駆使し,画像に悪影響を及ぼすレンズ面での光の反射を防ぎ,さらにマルチコートを採用することで,ゴースト,フレアの少ない描写を実現した。また,設置時にカメラとレンズがセッティングしやすいスリップマウント機構を搭載。金属マウントを採用することで高い信頼性を確保したとしている。

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