Phase One Japanは,マシンビジョン用中判カメラシステム「iXM-MV」を発表した(同社HP)。
1億5000万画素と1億画素の超高解像度裏面照射CMOSセンサーを搭載し,それぞれにRGBフルカラー,およびアクロマティック(モノクロ)モデルを用意。工業用検査やプロセスコントロールから,映画フィルムのデジタル化や医用画像,科学的研究など,幅広いマシンビジョンアプリケーションに適しているという。
裏面照射型大型CMOSセンサーにより,幅広いダイナミックレンジを実現。最も高解像度な「Phase One iXM-MV150Fカメラシステム」では,14204×10652ピクセル(ピクセルサイズ:3.76μm)を提供する。
ワイドフォーマットレンズ用のM72mm標準レンズマウントを採用し,高倍率でも品質の高い「ワイドフォーマットLinos Inspec.xレンズ」をオプションとしてラインナップ。高速なUSB3および10G Ethernetを搭載し,撮影画像の高速転送に対応している。
ノイズが少なく,シャープな画像を出力するPhase Oneの画像処理エンジンが,「iXM-MV」向けに最適化されており,優れたディテール,シャープネス,カラーマネージメントを可能にするとしている。