ジャパンディスプレイ(JDI)は,車載コクピット向けディスプレーでフランスのグローバル自動車部品メーカーであるFaurecia Interieur Industrie SAS(フォルシア)と協業プロモーションの覚書を締結した(ニュースリリース)。
JDIは,車載向け32.1インチ横長ディスプレー(アスペクト比16:3)をフォルシアと共にプロモーションを開始する。
両社は,CES2019にて32.1インチ横長ディスプレーを採用したモーフィング(画像や形状が別のイメージへ滑らかに変化すること)・インストルメントパネルを展示した。このパネルは,将来の自動運転を想定してデザインされている。手動運転時には,運転者席の前方に位置し,ナビゲーション情報やスピードなど運転に必要な情報,安全情報を表示する。
また,自動運転に切り替えると,センターコンソールに移動し,エンターテイメント・スクリーンとして使うことができる。前方座席を斜めに動かすことにより後部座席の同乗者とスクリーンを共有することができるため,例えば,動く映画館としての空間を楽しむことができるという。
フォルシアは,1997年に設立されたフランス・パリ近郊のナンテールに本拠を置く自動車部品メーカー。世界35カ国,290サイト,30カ所のR&Dセンター,従業員109,000人を有する。2017年グループ売上高は170億ユーロ,ユーロネクスト・パリCAC Next20銘柄に入っている。