名大ら,負熱膨張球状微粒子の量産化を開始

名古屋大学が先日(2019年1月23日記事)発明した世界最高性能という負熱膨張球状微粒子「CG-NiTE」の開発・量産化に,ケミカルゲートが世界で初めて成功した(ニュースリリース)。

CG-NiTEの特長は,① 平均粒径が1ミクロン程度の球状粒子の場合,② 100~700Kの温度範囲で,③ -5~-10ppm/Kの線膨張係数を達成しており,同等の粒径を有する従来の負熱膨張材料と比較して一桁高い値が得られているとする。

これまでの研究では,大学のラボレベルで得られていた少量サンプルによる評価結果に留まっていたが,ケミカルゲートが保有する独自開発の噴霧熱分解法(30ナノ~3ミクロンの球状粒子を安価に大量生産が可能な技術)を適用することより,大学内のラボサンプルと同等性能を保持したまま,量産化の目途が立ったという。

CG-NiTEは,2019年1月30日より東京ビッグサイトで開催される展示会「nanotech2019」の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)ブース内において,サンプルとして展示を行なうと共に,同日よりサンプル受注を開始するとしている。

※1月28日,表記を一部訂正しました

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