エドモンド・オプティクス・ジャパンは,「TECHSPEC®レーザーグレード平凸レンズ」に新たに25.4mm径を追加した(ニュースリリース)。
「レーザーグレード平凸レンズ」は,高い表面品質と面精度を備え,切断加工,機械加工,溶接加工といった高エネルギーNd:YAGレーザーを用いる幅広いアプリケーション用にデザインされている。
今回追加された25.4mm径レンズは,精密合成石英基板を採用。λ/10の面精度と10-5の表面品質により,低散乱と優れた透過波面性能を実現する。
また、コーティングの設計波長において0.25%未満の絶対反射率を実現する他,レーザー損傷閾値を保証している。必要なレベルのレーザーフルーエンスに耐えられるよう設計され,厳しい試験を行なっているため,仕様のレーザーパラメーターで損傷を受けることはないという。同レンズの損傷閾値は,20ns,20Hzにおいて,3J/cm2(@266nm)から15J/cm2(@1064nm)。
また同レンズは,コーティング無し,もしくは高いレーザー損傷閾値をもつ反射防止 (AR) コーティング 付きから選択可能。このARコーティングには,もっとも一般的なNd:YAGレーザー波長が含まれており,レーザーのスループットを最大限にする。 同レンズは,35mm~1000mmの焦点距離をラインナップし,有効径はいずれも21.5mmとなっている。