【OPTO TAIWAN】レーザー用蛍光体大手の台灣彩光科技

2009年設立の新興の光学部品メーカーである台灣彩光科技は,レーザープロジェクター向けの蛍光体を展示している。同社のワールドワイドでのシェアは70%にのぼるとしている。日本ではカシオ,NEC,エプソンに対して取引実績を持つという。

同社では現在,次なるアプリケーションとしてレーザーヘッドランプに注力しており,大手ディスプレイメーカーのAUO(友達光電)も出資するLEDメーカー,LEXTARが開発を進めるレーザーヘッドランプでの採用について具体的な話を進めているという。

レーザーヘッドランプは放熱の問題などがあるが,同社の蛍光体は独自の技術によってこれを解決しているという。小型で低消費電力という長所から,EVでの採用も進むと見ており,世界がその有効性に注目する前に技術を確立してしまいたいとしている。

同社では他にも照明装置向けなどの光学部品を生産しており,中国企業との間で照明器具の合弁会社を設立する動きがあるほか,医療用照明の分野では,独OSRAMと協業しているという。

その他関連ニュース

  • ams OSRAM,照明向け高輝度LEDを発売 2024年11月20日
  • ams OSRAM,高効率赤外線LEDを開発 2024年11月13日
  • 日大,光で微生物の有用物質生産をコントロール 2024年11月11日
  • ニコン,LED光源に対応の実体顕微鏡用蛍光照明装置 2024年10月30日
  • ウシオ電機,SWIR域超小型LEDパッケージを開発 2024年10月29日
  • ams OSRAM,柔軟な薄型基板に実装できるLED発表 2024年10月15日
  • 【解説】パナが蛍光灯の生産終了,LED照明市場は顔ぶれが一新 2024年10月10日
  • 山形大,高輝度赤色ペロブスカイトナノ結晶LED作製 2024年10月02日