エドモンド・オプティクス・ジャパンは,ロバストで耐久性の高いメカニクスに高解像力のオプティクスを組み合わせた,機器組み込み用イメージングアプリケーション向けの「TECHSPEC® HPi」 (High Performance Instrumentation) シリーズと,安定化目的の高耐久化レンズ「TECHSPEC® HPr」(High Performance Ruggedized) シリーズの発売を開始した(製品ページ 1,2)。
「TECHSPEC® HPr」シリーズ焦点固定レンズは,HPシリーズレンズの高性能,高耐久化バージョン。900万画素までの解像力に対応し,衝撃や振動を与えても光学的ポインティング安定性の維持を実現する。高性能マシンビジョン用の設計で,画像の画素シフトを低減するためにオプティクスはすべて鏡筒に接着固定されている。
シンプルなピント調整機構とステンレス製のC型クランプ式ロック機構を採用したロバストなメカニクスを採用。耐久性に優れ,計測やゲージ,3Dステレオビジョン,ロボット工学&センシング,自動運転技術,オプジェクトトラッキングなど,キャリブレーションの取れた画像システムに適している。
「HPi」シリーズの焦点固定レンズは,HPシリーズと同一設計,同一オプティクスを採用し,機器組み込み用のイメージングアプリケーション用にデザインされている。産業用途に向けた高耐久化レンズで,視野全体で900万画素までの解像力に対応する広範な固定絞りオプションを用意している。
また,スリム化したメカニクス部品を採用し,コンパクトなサイズとコストの削減を実現。HPシリーズのレンズと同じロック可能なピント調整用アイリスを用いているので,組み込み実装時でのベストなピント位置の設定とその位置固定を可能にしている。サイズやコストの削減とピント位置を固定可能なイメージングソリューションを必要とする,OEMアプリケーションに適しているという。