住友化学は,偏光板の製造・販売を行なう中国の旭友電子材料科技(無錫)有限公司(中国・江蘇省)について,合弁パートナーである東旭科技集団有限公司(中国・北京市)が所有する持分を取得し,住友化学の連結子会社化したと発表した(ニュースリリース)。
旭友電材は,中国における液晶パネル増産計画に伴う偏光板の需要拡大に対応するため,2016年10月に,東旭グループ,住友化学グループ及び拓米国際有限公司(中国・香港)が出資し,偏光板の製造及び販売会社として設立された。
今回,住友化学は東旭グループより持分を譲渡したいとの申し入れを受け,協議を行なってきた結果,旭友電材を連結子会社とすることで住友化学グループとしてのシナジーを最大化できると判断し,持分譲受契約を締結することについて東旭グループと合意した。
住友化学は,偏光板事業を情報電子化学分野の基幹事業と位置付けており,旭友電材を新たな中国拠点としてグローバル一体運営体制に組み入れる。