NTTドコモは,無人航空機(ドローン)を活用した新たなビジネスの創出に向けて,世界で初めて全方位に高解像度映像を表示しながら飛行することができる「高解像度版浮遊球体ドローンディスプレー」を開発いした(ニュースリリース)。
同社が2017年に開発した「浮遊球体ドローンディスプレー」はLEDフレームを回転させて映像を表示しながら内部のドローンにより飛行する球体ディスプレー。今回開発した「高解像度版浮遊球体ドローンディスプレー」は,LEDフレームのLED搭載数と制御基板を刷新することで,従来の12倍超の解像度(縦半周320×横1周760pixel)を達成した。
今回の開発により,従来の機体では難しかった実写の映像やアニメーションなどさまざまなコンテンツを空間の好きな場所によりリアルに表示することができるようになったとしており,今後,2018年度の商用化をめざし,スタジアムやコンサートホールなどのイベント会場向けソリューション(舞台演出,広告および案内等)としての提供を検討していくという。