愛知プロ,かおりを可視化するCMOSセンサー開発


愛知県の産学行政連携研究開発プロジェクト「知の拠点あいち重 点研究プロジェクト」において,同県内外の企業4社が設立したコンソーシアム「CMOS Odor Sensor Consortium(COSCo コスコ)」が “かおり”を可視化する技術を開発した(ニュースリリース)。

近年,食品業界における新製品開発や,医療業界における病気の早期診断のため,味やかおりを可視化する技術のニーズが高まっている。これまで味に関してはその情報を可視化する装置が開発されてきたが,“かおり”に関しては,その情報の多さ(味は6種類に対し,かおりは200種類以上)により開発が困難だった。

今回開発したのは技術は,イオンイメージセンサー上に様々な種類のガス分子を吸着する検出膜をアレイ状に配置することで,どのような“かおり”が漂ってきたか瞬時に画像情報として検出し,パターン化して表示・記録できるセンサー(かおりイメージセンサ)技術。

半導体イメージセンサーが持つ256×256ピクセルのマス目が個別に微小な電位の変化を感知することができるため,そのマス目上にガス分子が吸着すると電気信号が変化する検出膜を配置することで,複数のガス種を同時に検出することが可能となり,従来技術では困難であった複雑な“かおり”成分を手軽に,また詳細にかつ高感度で検出することができる。

また,“かおり”は複数のガス種が複雑に絡み合って作り出されることから,「かおりカメラ」は単なるガス検出器とは異なり,複数のガス種の組み合わせを同時にパターンとして認識し,かおりとして記録したものを表示するもので,“かおり”を目で見て直感的にイメージできる。

このイメージセンサーは半導体技術によって製作されているため信頼性が高く,低コストで生産できるため普及しやすい。また,より小さく,より軽く,そして微細化することが可能であり,かつ高感度に“かおり”を検知することができる。

スマートフォン,タブレットや各種ウエアラブル等の端末に柔軟に適応できるため,アプリケーションに応じた“かおり”情報をデータとして蓄積することもでき,新たな市場を拓くことが期待されるとしている。

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