日板,ライン上で厚さ0.7㎜ガラスに透明導電膜を付与

日本板硝子は,CVD(Chemical Vapor Deposition:化学気相成長)技術により,オンライン(ガラス製造工程)で薄板ガラス(厚み0.7㎜)上に,透明な導電性金属酸化物薄膜を製膜する事に成功した(ニュースリリース)。

透明導電膜付ガラスは,太陽電池用をはじめ,建築用,車両用,医療用,各種電子デバイス用への普及が進み,更なる応用の可能性も広がっている。これら用途のニーズに対応するために,ガラスの薄板化,軽量化とともに,耐久性,耐薬品性のある透明導電膜の開発が求められていた。

同社は,オンラインで金属酸化物膜を製膜できるCVD設備を導入し,生産,開発を行なってきたが,今回,超薄板ガラス上に透明導電膜を成膜する事に成功した。CVD技術により製膜する透明導電膜は,耐久性,耐薬品性にも優れており,課題も克服できたとするほか,この0.7㎜透明導電膜付ガラス「NSG TEC™」は,オンラインCVDで生産可能な世界最薄の透明導電膜付ガラスだとしている。

今後,この製品が各種材料として採用されるよう,提案を進めるとともに,実用化に向けた準備を進めていくとしている。

その他関連ニュース

  • CROSSら,人工ガラス膜境界面の接合性を解明 2021年09月22日
  • 東大ら,ガラスのミクロな構造起源を解明 2021年09月06日
  • JAMSTEC,化学強化ガラスの破壊過程を再現 2021年08月05日
  • 東北大,光学的に優れた大面積ZnO薄膜を作製 2021年08月02日
  • 産総研,透明酸化物電極の高性能化に知見 2021年07月09日
  • 東北大ら,金属ガラスの遷移にデカップリング観測 2021年06月23日
  • 国連,2022年を「国際ガラス年」と宣言 2021年06月21日
  • ニコンら,噴霧により透明導電性薄膜を成膜 2021年05月20日