竹中電子工業は,バリエーションが豊富なコンパクトサイズの「光学式距離可変ディスタンスセンサ DLNシリーズ」を発売する(製品ページ)。
この製品は,用途に応じてBGS機能/FGS機能の2種類をスイッチボリュームで簡単に切り替えができRu。設定距離より遠くにある背景を検出しないBGS機能は,検出物体の色や背景の影響を受けずに検出するのに適している。設定距離より近くにある物体と,反射光量が極端に小さい物体を検出するFGS機能は,検出物体が背景に近接している場合や,光を反射しない物体を検出するのに適している。
近距離・中距離タイプ別に,コード引出し式やコネクタ式で検出バリエーションを豊富に揃えており,近距離タイプはコンパクトサイ ズで最長100mmの検出距離を実現した。製造ラインや装置内への組み込みに適しており,ワークの有無・位置決め・通過検知など,様々なアプリケーションに対応する。
高輝度LEDを採用し,検出位置をスポット光で明るく照らし,狙いやすくなった。プリント基板のスルーホールや実装部品の凹凸に影響されず,安定した検出が可能。
使用距離が明確な場合は,工場出荷時に検出距離が設定されている30・40・50・100㎜(近距離タイプ),100・150・200・300㎜(中距離タイプ)を選ぶことで,取付後の感度調整が不要(BGSモードで調整済)。発光パルス自動シフト機能により,隣接する同センサの投光ビーム干渉を自動で防止するほか,NPN/PNPの2出力を装置に応じて本体1台で使い分け可能となっている。