日立コンシューマ・マーケティングは,LED光源で4,200ルーメンの明るさを実現したDLP®プロジェクター「LP-GU4001J」を,2月26日より発売する(ニュースリリース)。オープン価格。
LED光源のプロジェクターは,一般的に明るさが500ルーメンクラスだが,HLD(High Lumen Density:フィリップス社のLED技術)と独自の高効率光学技術を組み合わせた光学エンジンを搭載することで,明るさ4,200ルーメンを実現した。
HLD LEDは,複数の青色LEDが発する光を,無機蛍光体とロッドレンズを通じて,高出力の緑色光に変換するもの。その緑色光に高輝度の赤色LEDと青色LED,および独自の高効率光学技術を組み合わせ,これらが発光する色純度の高い光と高速な応答性によって自然で忠実な色再現を可能にし,より鮮明な映像を投写できる。
3原色が別々のLED光源から発光されるため,高圧水銀ランプやレーザー光源では3原色の生成に使用されるカラーホイールや蛍光体ホイールおよび駆動用モーター部品が不要となり,有寿命部品を削減したことで光学エンジンの信頼性が向上した。
LED光源の寿命は約20,000時間で,高圧水銀ランプと比べて長時間の投写が可能であり,メンテナンスの負荷やランニングコストを軽減することができる。
また,光学エンジンを防塵構造にすると共にヒートパイプ方式の冷却システムを採用することで,密閉された防塵構造において高効率な冷却が可能となり,光学部品の動作温度を安定させることで,長時間連続で映像投写を行なうニーズに対応する。
なお,固体光源であるレーザー光源を採用したDLP®プロジェクター「LP-WU6500J」も,2月26日から発売する。こちらは,明るさ5,000ルーメンのベーシックモデル。LED光源およびレーザー光源の2機種を追加することで,固体光源を採用したプロジェクターのラインアップを拡充する。