ソニー,CESで「車の眼」の進化を紹介

ソニーは,車載向けをイメージセンサービジネスにおける注力領域の一つと位置付け,同社のイメージセンサーにおける高い技術力を結集させた業界初の機能と性能を持つ商品を発表してきた。CES2018(米国ネバダ州ラスベガス)では,今後高度な自動運転の実現に向けて同社が提案する,イメージセンサー技術による「車の眼」の進化を紹介する(ニュースリリース)。

暗所,逆光などの運転環境下において自動車の周囲360度の状況を検知し,早期からの危険回避行動を支援する技術を疑似体験できる。加えて望遠や広角,高速,感度などが求められるシーンにおける,肉眼とイメージセンサーによる撮像の違いを体感できるという。

同社は,人の眼を超えるイメージセンサーの開発により,暗所における感度,遠方や広角撮影のための解像度,逆光シーンでのダイナミックレンジの向上に取り組んでいる。この取組により,肉眼では視認困難な運転環境においても効果的な環境認知を可能にするとしている。

同社のこれまでの主な発表は以下の通り。
「世界最高感度の車載カメラ向けCMOSイメージセンサーを商品化」(2014年10月)
「Softkinetic Systems S.A.(ソフトキネティックシステムズ社)買収」(2015年10月)
「LEDフリッカーの抑制と高画質なHDR撮影を同時に実現する車載カメラ向け高感度CMOSイメージセンサーを業界初の商品化」(2017年4月)
「業界最高解像度の車載カメラ向け有効742万画素積層型CMOSイメージセンサーを商品化」(2017年10月)

そしてCES2018では,自動車の周囲360度の状況検知により,早い段階から危険回避行動を支援することで,車の周囲に,より安全性を高めた領域を作り出すという,同社が目指す安全性能のビジョンを,「Safety Cocoon(セーフティコクーン)」と名付けて紹介した。

イメージセンサーを中心にビューイングとセンシングの領域において「車の眼」を進化させ,より高い安全性能を早期に実現することにより,自動運転社会の進展に貢献にできるよう開発を推進していくとしている。

キーワード:

関連記事

  • 【解説】半導体を支える「光」 熊本県立大の新学部から見る半導体とフォトニクスの接点

     熊本県立大学は2026年9月1日、文部科学大臣から「半導体学部半導体学科」の設置認可を受けた(ニュースリリース)。2027年4月に開設し、1学年60人、教員16人体制で半導体分野の人材育成に取り組む。  「半導体学部」…

    2026.09.23
  • 東海大、冷却装置なしで作動するカーボンナノチューブ熱電素子を開発

    東海大学の研究グループは、単層カーボンナノチューブ(単層CNT)を用いた熱電素子において、薄膜を貼り付ける基板を替えるだけで、同じ素子を「電源」と「熱流センサー」として使い分けられることを明らかにした(ニュースリリース)…

    2026.08.17
  • NTTモビリティなど、名古屋市で自動運転とオンデマンド配車を組み合わせた実証実験を開始

    NTTドコモビジネス、NTTモビリティ、NTTドコモは、愛知県からの受託事業として、愛知県名古屋市都心部における自動運転の社会実装を見据えて、自動運転とオンデマンド配車システムを組み合わせた実証実験を2026年9月11日…

    2026.08.12
  • 東大、光強度とひずみを同時検出するフレキシブルセンサーを開発

    東京大学の研究グループは、光強度とひずみを1つの素子で検出できるフレキシブルマルチモーダルセンサーを開発した(ニュースリリース)。 有機半導体は、軽量で柔軟性に優れ、溶液プロセスによる大面積製造が可能であることから、曲げ…

    2026.07.22
  • スポーツの「1mm」が社会を変える 光技術が支えるサッカーW杯判定

    サッカーW杯の熱狂は、劇的なゴールや番狂わせだけで生まれるものではない。勝敗を分ける一瞬の判定に対し、観客や視聴者がどれだけ「納得できるか」が、世界最高峰の大会には不可欠である。その納得感を支えているのが、カメラ、センサ…

    2026.06.25

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア