住友化学は,世界で初めて,同一面で多色表現が可能なアクリル樹脂製シースルー導光板を開発した(ニュースリリース)。
開発したシースルー導光板は,通常は透明に見えるが,端面(エッジ)から光を照射すると,多色の模様が浮かび上がる特殊な導光板で,現在4色(白,赤,青,黄)の表現に対応している。シルクスクリーン印刷で加工でき,低コストで少量多品種生産が可能な点が特長。
この製品には,液晶テレビ等に使用されるアクリル樹脂製導光板事業を通じて同社が20年以上にわたって培ってきた,導光板の印刷設計や透明インクの技術が応用されている。
11月にはカラーバリエーションを12色へと大幅に増やす予定で,今後,建材,店舗の装飾やディスプレイ,看板など幅広い用途での採用を目指す。