産業技術総合研究所(産総研)は,ドイツ連邦共和国教育研究省傘下のフラウンホーファー研究機構との包括研究協力覚書(MOU)を延長した(ニュースリリース)。
エネルギー分野では,太陽電池などのエネルギーデバイスの評価を実施しており,さらなる連携強化を促進する。また,エレクトロニクス・製造分野では,レーザー溶融による強相関半導体単結晶成長に関する予算を獲得し,国際共同研究が開始される。
これまで,産総研のエネルギー・環境、生命工学,材料・化学,情報・人間工学,エレクトロニクス・製造領域などからフラウンホーファーへの過去5年間の出張実績は,海外の他のMOU締結機関への出張実績と比べて群を抜いており,連携活動が非常に活発だという。
フラウンホーファーと産総研の間の人材交流の促進により,国際研究開発力と産業競争力の強化をより一層推進し,世界的な研究拠点になることを目指すとしている。