リコージャパンは,ドイツのグラッドベックに本社を置く3Dプリンターメーカー,EnvisionTEC GmbH(エンビジョンテック)との間で,日本における3Dプリンターの販売特約店契約を締結したと発表した(ニュースリリース)。
EnvisionTECの3Dプリンターは,DLPおよび高速光造形方式を採用しており,高精細かつ表面が滑らかな造形物の製作が可能。100件以上の特許に基づく同社独自の技術を保有し,高品質と高生産性を両立している。また,40種類以上の3Dプリンターと70種類の造形素材を取り揃えており,簡易試作から高機能試作まで幅広く対応するほか,製品を世界60カ国以上で提供しており,高いシェアを誇る。
一方,リコーグループは,20年以上にわたる3Dプリンターを活用した製品設計の実績と,試作や金型などで培ってきた加工技術を有しており,これらのノウハウを活用した3Dプリンター関連事業を展開している。自社製の3Dプリンターの販売をはじめ,コンサルティング~3Dデータの設計~造形/納品まで一貫したサービスを,日本をはじめ欧州など海外でも提供している。
リコージャパンは今回の契約により,EnvisionTEC製の産業用3Dプリンターを,2017年中を目処に販売を開始する。消耗品と保守サービスの提供までトータルで対応することで、事業の拡大を図る。