シャープは,8K(スーパーハイビジョン)規格に準拠し,業界で初めて8K解像度でのHDR規格(HLG・PQ方式)にも対応した高精細・高画質な70型8K映像モニター「LV-70002」6月30日に発売する(ニュースリリース)。オープン価格(受注生産品)。
この製品は,フルハイビジョンの16倍の解像度を持つ8K液晶パネルを採用。8Kの高精細表示に加え,液晶テレビ「AQUOS」で培った高輝度・広色域技術などにより,迫力の高画質映像を実現する。ピーク輝度は1,000cd/m2,色再現範囲はITU-R BT.2020比79%を実現した。
同社は,8K規格に準拠した世界初の85型8K映像モニター「LV-85001」を他社に先駆けて2015年10月に発売しており,今回,新たに70型をラインアップに追加し,併せて8K試験放送対応受信機「TU-SH1050」も発売し,2018年に予定される4K/8K実用放送開始を控え,映像制作事業者などに対し,これら8K対応製品の提案を強化していく。
さらに,最高レベルの高精細・高画質映像表示を必要とするデザイン現場や,8K内視鏡カメラなどとの組み合わせで高解像度の映像表示が求められる医療分野での研究用,美術館・博物館における美術・工芸品の新たな展示演出(デジタルアーカイブ化)など,幅広い業務用途を対象に「8K」で実現する新たなソリューションを積極的に提案していく。