凸版,透過/高輝度ディスプレーによるサイネージを開発

凸版印刷は,透過型ディスプレーと高輝度ディスプレーを組み合わせ,動的・立体的な演出を可能とした新しいデジタルサイネージシステム「デュアルサイネージBOX™」を開発した(ニュースリリース)。

大型商業施設における製品のプロモーションや,イベントでの企画展示など店頭での集客支援ツールとして,流通業界や小売業界に向け,2017年4月上旬より販売を開始しする。価格は筐体タイプ(47インチディスプレイボックス)が300万円~(カスタマイズ費用,コンテンツ制作費,運搬費,設置作業費などは別途)。

このシステムは,透過型ディスプレーと高輝度ディスプレーのそれぞれに別の映像を投影し,その間に展示したいオブジェを設置することで,映像とオブジェを一体化させた,動的かつ立体的な演出が可能なデジタルサイネージシステム。

前面の透過型ディスプレーと背面の高輝度ディスプレーに投影する映像を連動させることで,静的なオブジェに動きを与える演出ができる。動的・立体的な手法で展示を演出できるため,アイキャッチ性が高く,集客効果が期待できる。

このシステムは第一弾として,JR東日本の「エコステ」モデル駅整備の取組み紹介のツールとして,2017年4月8日から信越本線新津駅(新潟県新潟市)の待合室スペースで公開される。電車のブレーキにより発生する電力を駅設備の電力として再活用できる仕組みを体感しながら学べる展示ツールとして採用された。

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