凸版,シースルーLEDサイネージを開発

凸版印刷は,横格子型で透過性のある高輝度LEDサイネージ「TOPPANメッシュビジョン」を開発した(ニュースリリース)。大型商業施設や流通・アパレル・自動車・金融業界などに向け,2017年3月中旬より販売を開始する。価格は1ユニット(W:960mm×H:640mm)約90万円~。

この製品は,長方形の横格子型モジュールを組み合わせることで,自由な大きさに設計できるデジタルサイネージ。横格子形状のため店内外からの視認性や採光性を保持(透過率約70%:5mmピッチモデルの場合)しており,既存のショーウインドウなどへの設置に適している。

また,従来の同等機能を持つLEDディスプレーと比較して約3分の1と軽量で設置工事も容易なため,自立型はもちろん,専用金具を用いた吊り下げ型での設置もできる。

さらに液晶型やプロジェクター型と比較して高輝度(5500cd/㎡)なため,直射日光が当たる場所でも十分な訴求力を発揮する。さらに,身体の動きや音声などさまざまなセンサーと組み合わせて表示を変えることもできるため,映像と空間とを一体化させた総合的な店頭空間の演出が可能。

同社はこの製品を拡販し,2017年度に約20億円の売上を目指すとしている。

その他関連ニュース

  • ams OSRAM,照明向け高輝度LEDを発売 2024年11月20日
  • ams OSRAM,高効率赤外線LEDを開発 2024年11月13日
  • 日大,光で微生物の有用物質生産をコントロール 2024年11月11日
  • ニコン,LED光源に対応の実体顕微鏡用蛍光照明装置 2024年10月30日
  • ウシオ電機,SWIR域超小型LEDパッケージを開発 2024年10月29日
  • ams OSRAM,柔軟な薄型基板に実装できるLED発表 2024年10月15日
  • 【解説】パナが蛍光灯の生産終了,LED照明市場は顔ぶれが一新 2024年10月10日
  • 山形大,高輝度赤色ペロブスカイトナノ結晶LED作製 2024年10月02日