ギガフォトン,集光ミラーの寿命延長効果を実証

ギガフォトンは,現在開発中のEUVスキャナー用レーザー生成プラズマ(LPP)光源について,新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成プログラムの成果である,最先端半導体量産ラインでの稼働を想定したパイロット光源において,同社の新規独自開発技術である,磁場を使ったデブリミチゲーション(残余物除去)が,集光ミラーの長寿命化に効果的であることを実証したと発表した(ニュースリリース)。

EUV光源装置では,高輝度のEUVプラズマから発生する光を集光し,露光装置に伝送する集光ミラーが不可欠だが,高出力運転時ではこのミラーが発光時のターゲットである錫に汚染されるため,集光ミラーの耐用時間が非常に短いことが実用化への大きな障害となっていた。

今回同社は,特許技術である磁場を使ったデブリミチゲーション技術を,100Wレベルの運転にて,量産工場対応EUVリソグラフィ用パイロット光源に搭載した実験で,集光ミラーの寿命延長効果(反射率低下率:0.5%/Billion pulse以下)を確認した。このデータは,従来連続運転で数週間が限界であった集光ミラーの耐用時間が延長できる可能性を示唆するものだとしている。

キーワード:

関連記事

  • オーシャンフォトニクス、最新のミラー式配光測定システム「DMG」を実機展示【OPIE26】

    パシフィコ横浜で開催されている「OPIE’26」のレーザーEXPO会場において、光計測機器の専門商社であるオーシャンフォトニクス株式会社は、次世代ディスプレイや高度な光学設計の評価を支援する最新のソリューショ…

    2026.04.24
  • 夏目光学、東大との産学連携による高精度X線ミラー開発が「ものづくり日本大賞」優秀賞を受賞

    夏目光学(長野県飯田市)は、「ナノサイズの微小世界から何億光年と遥か宇宙の彼方を探る高精度X線ミラーの開発」により、第10回「ものづくり日本大賞」優秀賞を受賞した(ニュースリリース)。本開発は、東京大学先端科学技術研究セ…

    2026.04.03
  • imec、EUV露光量低減の新たな可能性を提示

    imecは、EUV露光後リソグラフィー工程中のガス組成を精密に制御することで、必要な露光量の最小化が可能となることを発表した(ニュースリリース)。 金属酸化物レジスト(MOR)は、化学増幅型レジスト(CAR)と比較して、…

    2026.03.02
  • キヤノン、世界初 ナノインプリントリソグラフィ技術を応用したウエハー平坦化技術

    キヤノンは、ナノインプリントリソグラフィ(NIL)技術を応用し、ウエハーを平坦化する「Inkjet-based Adaptive Planarization」(IAP)技術を開発し、世界で初めて実用化した(ニュースリリー…

    2026.01.15
  • 名大ら,厚さ0.5mmのミラーでX線を3400倍変化

    名古屋大学と理化学研究所は,薄い圧電単結晶ウエハー1枚のみで構成された形状可変ミラーの作製に成功した(ニュースリリース)。 形状可変ミラーは反射面の形状を調整することで,ミラーに反射された光の局所的な向きを制御することが…

    2025.07.04

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア