NECは,超高速光伝送を実現するパケット光統合トランスポート装置「SpectralWave DW7000」シリーズにおいて,都市部の大容量ネットワーク(メトロネットワーク)の構築に適した小型モデルを2月24日より販売する(ニュースリリース)。価格は600万円~ (基本構成)。
この製品は,メトロネットワークで多く適用されるリング型の接続形態に必要な基本機能を,従来比1/2以下である6Uサイズの筐体(シェルフ)に実装することができる。また,3Uサイズのシェルフに個別機能を実装することも可能。
メトロネットワークに利用される100GbE,10GbEおよび既存のネットワークサービスに利用されるGbE,SDH,SANなどのインタフェースを備えるODU-AGRカードをオプションとして提供。このカードを併用することにより,大容量通信が求められるメトロネットワークだけでなく,既存のネットワークサービスについても同一装置で収容できる。
最新のDSP(デジタル信号処理)技術を用いた集積化により,光信号を送受信する「トランスポンダ」を従来比1/4に小型化した。また,従来比で,消費電力を約38%削減,伝送距離を約1.4倍に拡張すると共に,ファイバーあたり最大25.6Tb/sの伝送容量を実現した。