NECソリューションイノベータは,3Dセンサーで歩く姿勢を測定する「NEC 歩行姿勢測定システム」を,1月31日から提供する(ニュースリリース)。
このシステムは,身体にマーカーなどを身に付けずに,設置された3Dセンサーに向かって6mの距離を普段どおりに歩くだけで,「歩行速度」「歩幅」「胸腰部の上下動」「足の上がり角度」等の歩行姿勢に関わる36項目を数値で表示し,歩行姿勢を測定し,身体全体の歩行姿勢を年齢と性別に応じた基準で点数化する。
測定値は,「身体の軸」等の6つの分野ごとに5段階で評価するとともに,「速度年齢」「姿勢年齢」「バランス年齢」から構成される歩行年齢を算出することで,年齢や性別ごとの平均値と比べることで改善すべきポイントが明確になる。また,測定の際に,身体にマーカーなどを身に付ける必要がないため,歩行者に負担をかけずに測定することができる。
日本では高齢化の進展により,身体に大きな負担のかからない健康維持活動として「歩行」への注目が高まっている。このシステムを利用し,「歩行」を継続的に測定することで,より効果の高い健康維持活動につなげていくことが可能になるとしている。
このシステムは,人の動きに関する同社のセンシング技術と,アシックス スポーツ工学研究所が持つ「歩行」に関する豊富な知見を組み合わせて実現したもの。