ニコンの子会社,栃木ニコンは,大型ラインセンサーカメラに適した産業用レンズ「Nikon Rayfact(ニコン レイファクト)XG」の5機種(0.35倍・0.5倍・0.7倍・1倍・1.4倍)を12月中旬予定より発売する(ニュースリリース)。オープン価格。
栃木ニコンで開発・販売しているRayfactレンズは,産業用カメラ(ラインセンサカメラ・エリアセンサカメラ)を使用する外観検査用に専用設計したレンズで,FPD(Flat Panel Display)用ガラス基板,PCB(Printed Circuit Board),シート,フィルム,印刷物など,様々な分野の検査に用いられている。
今回発売する「Nikon Rayfact XG」は,特に大型ラインセンサカメラの性能を最大限に発揮することを目的とし,Rayfactレンズにおいて最大クラスのイメージサークルφ86.4mmを実現した。これにより,広範囲の撮影が一度にできるため,検査のスループットを高めることが可能。
また,イメージサークルの中心から周辺に至るまで均一な解像性能と低ディストーションを実現した光学設計により,欠陥検出に適した画像を取得することができるとしている。