ニコン,大型ラインセンサーカメラ向けレンズを発売

ニコンの子会社,栃木ニコンは,大型ラインセンサーカメラに適した産業用レンズ「Nikon Rayfact(ニコン レイファクト)XG」の5機種(0.35倍・0.5倍・0.7倍・1倍・1.4倍)を12月中旬予定より発売する(ニュースリリース)。オープン価格。

栃木ニコンで開発・販売しているRayfactレンズは,産業用カメラ(ラインセンサカメラ・エリアセンサカメラ)を使用する外観検査用に専用設計したレンズで,FPD(Flat Panel Display)用ガラス基板,PCB(Printed Circuit Board),シート,フィルム,印刷物など,様々な分野の検査に用いられている。

今回発売する「Nikon Rayfact XG」は,特に大型ラインセンサカメラの性能を最大限に発揮することを目的とし,Rayfactレンズにおいて最大クラスのイメージサークルφ86.4mmを実現した。これにより,広範囲の撮影が一度にできるため,検査のスループットを高めることが可能。

また,イメージサークルの中心から周辺に至るまで均一な解像性能と低ディストーションを実現した光学設計により,欠陥検出に適した画像を取得することができるとしている。

その他関連ニュース

  • ソニー,CMOSイメージセンサーを産機向けに商品化 2024年11月19日
  • ニコン,紫外線カメラ用Cマウントレンズを発売 2024年10月22日
  • シキノハイテック,150万画素MIPIカメラモジュール発売 2024年10月16日
  • LUCID,トーンマッピングエンジン搭載のカメラ発売 2024年08月20日
  • IDS,至近距離で広い視野を持つ3Dカメラを発売 2024年08月20日
  • 農工大ら,3種類の光学素子を1枚の超薄型素子に統合 2024年08月01日
  • 【注目製品】応用が広がる最新イメージング装置 2024年07月24日
  • 【OPK】ガラス製ならではの特長を備えた光学素子 2024年07月17日