ローム,高密度実装向け高輝度3色LEDを開発

ロームは,小型化が進むウェアラブル機器やアミューズメント製品のドットマトリクス光源などの民生機器に向けて,リフレクター付きLED「MSL0402RGBU」を開発した(ニュースリリース)。

これはリフレクター付き高輝度3色(赤,緑,青)LEDで,業界最小サイズの1.8mmx1.6mmを実現した。これにより,高い混色性の実現と,高密度実装による,より高精細なLEDの表現を可能にする。

これまで,ドットマトリクス光源に使用されるLEDで主流の3.5mmx2.8mmサイズは,表示が粗くなり,多彩な表示ができないという課題があった。今回,従来品と比較して面積比約70%減を実現。これにより高精細でありながら,高輝度のドットマトリクス光源の形成も可能となり,アミューズメント機器などにおける表現力向上に貢献する。

一般的にLEDに使用される,銀メッキフレームとシリコン樹脂の組み合わせでは,タバコや排気ガスなどの硫黄成分により銀が硫化し,1年で約30%程度輝度が低下してしまう場合があった。新製品は,基板部分に金メッキを使用することにより,シリコン樹脂においても硫化しないパッケージを開発した。

また,従来LEDの静電気対策をするためにはツェナーダイオードが使用されていたが,ドットマトリクス回路では他のLEDへの電流回り込みが生じることにより,不要な部分が発光してしまう場合があった。新製品は,静電気耐圧の高い素子を使用することによりツェナーダイオードが不要となり,ドットマトリクス回路での鮮明な表現を可能にした。

この製品は2016年8月からサンプル出荷(サンプル価格100円/個:税抜)を開始しており,11月から100万個の体制で 量産を順次開始する。生産拠点は,ROHM-Wako Electronics(Malaysia)Sdn. Bhd.(マレーシア)となる。

キーワード:

関連記事

  • サンセントジャパン、世界で展開するLED車載照明ブランド「SEALIGHT」が日本市場へ参入

    自動車関連パーツ類を手掛けるサンセントジャパンは、自動車用LED照明を中心に展開するグローバルブランド「SEALIGHT」の日本作業本格参入を発表した(ニュースリリース)。 近年、日本では夜間走行時の安全性への意識が高ま…

    2026.07.28
  • 阪大と立命大、AlGaNで多色発光LEDを実証 ディスプレイの小型・高精密化に期待

    大阪大学と立命館大学は、希土類元素のテルビウム(Tb)を添加した窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)を用いて、室温で動作する多色発光LED(青・緑・黄・赤)の実証に成功した(ニュースリリース)。 現在、注目されている「…

    2026.07.23
  • ファイバーラボ、OバンドからC・Lバンドまで対応する光源製品を紹介【光・レーザー関西2026】

    ファイバーラボは、Oバンド光ファイバーアンプやC・Lバンド広帯域ASE光源をはじめ、光通信機器の評価や研究開発に用いる光源・光ファイバー関連製品の展示されていた。 同社は、KDD研究所(現・KDDI総合研究所)におけるフ…

    2026.07.15
  • DNP、輝度を最大約3倍に高めた高視認性パターンライトを発売

    大日本印刷(DNP)は、従来品と比べて輝度を最大約3倍に高めた小型照明装置「DNP高視認性パターンライト 固定設置タイプ」を開発し、2026年7月から試験販売を開始する(ニュースリリース)。明るい屋内施設や寒冷地などで、…

    2026.07.13
  • 国内照明市場、LED更新需要で2030年に1兆3,280億円へ 矢野経済研究所予測

    矢野経済研究所は、国内の照明市場に関する調査結果を発表した(ニュースリリース)。2025年の国内照明総市場規模は、前年比3.8%増の1兆910億2,500万円と推計している。既設の蛍光灯などからLED照明への更新需要が、…

    2026.07.13

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア