パナソニックは,太陽電池分野で米テスラモーターズとの協業に向けた検討を開始する(ニュースリリース)。
具体的には,北米市場向けに,テスラ社傘下のバッファロー工場における太陽電池セル,モジュールの生産協業に関する検討で,2016年10月17日,同社との間で法的拘束力の無い意向表明書を締結,同社が太陽電池分野で持つ技術・製造力の強みと,テスラ社の強い販売力との相乗効果など,両社が持つ強みを生かした協業を検討していくという。
同社は,結晶シリコン基板とアモルファスシリコン膜を組み合わせた独自のヘテロ接合型太陽電池「HIT®」の生産・販売を行なっている。この製品は世界トップレベルの発電効率と,優れた温度特性により,限られた面積でも大きな発電量を実現している。
また,製造面では,インゴットから,セル,モジュール,さらにパワーコンディショナなどのシステム機器まで一貫生産を行なっており,グローバルでの太陽光発電事業の拡大を着実に進め,再生可能エネルギーの普及促進による持続可能な社会の実現を目指すとしている。