パナソニックは,状況に応じて透明⇔ディスプレーと切り替えが可能なパネルを開発,戸棚のガラス戸に応用した「家具調ディスプレー」を,IT・エレクトロニクス総合展CEATECに出展した。
パネルは有機ELで,サイズは約55インチ,解像度はフルHDとなっている。スイッチを入れるとディスプレーとなり,切るとガラス戸のように透明になる。
近くで見るとガラス内に網目状の配線を見て取ることができる。テレビとしての画質は良好で十分に視聴に耐えるものとなっている。
同社ではこの製品をパネルとして供給するのではなく,家具として販売したい考え。同社の新たなテレビ戦略として注目される。今後,3年を目途に製品化を目指す。