東海大学は8月9日,ニコン製の顕微鏡,測定機,半導体検査装置の販売,保守サービスなどを行なうニコンインステックと産学連携包括協定を提携し,この協定に基づいて同校が湘南キャンパスに開設する「東海大学イメージング研究センター」をメディアと関係者に公開した。
このセンターは,ニコン製のバイオイメージング機器と産業用検査・測定機器を備え,外部の研究者も利用可能な産学連携型の研究センターとしてオープンするもので,企業との協定に基づいて基礎研究から製品開発まで対応できるセンターの設置は同学として初の試みとなる。
バイオイメージング機器として,ニコン製の共焦点レーザースキャン顕微鏡,実体顕微鏡,倒立顕微鏡,倒立蛍光顕微鏡,成立蛍光顕微鏡を設置した。一方,産業用としては,白色干渉顕微鏡,X線/CTシステム,そしてニコンと提携関係にある日本電子製の卓上電子顕微鏡が置かれている。
このセンターは,まず同学の「マイクロ・ナノ研究開発センター」が活用し,「高分子超薄膜の医用応用に関する共同研究」を実施するとしてる。