パナソニック, ソーラーシステム事業を再編


パナソニックは,製造子会社の事業領域を見直し,更なる経営体質の強化と競争力向上を図るため,2017年4月1日をめどに,以下のとおり,製造子会社2社を統合する(ニュースリリース)。

具体的には,子会社であるテクノデバイスの事業のうちパワーコンディショナ事業を,島根三洋電機に統合し,島根三洋電機の社名を「パナソニックESソーラーシステム製造(略称:PESSSM)」に変更する。

あわせて,テクノデバイスのアプライアンス社に関わる電子機器基板事業はパナソニックAP空調・冷設機器(PAPARS)に移管し,パナソニック アプライアンス社の宇都宮拠点にて事業を継続していく。

今回の再編により,法人としてのテクノデバイスは,島根三洋と統合してPESSSM一社となり,拠点である真岡工場は閉鎖する方向で,今後,労働組合と協議していく。

住宅市場では,太陽光発電システムなどにより電力をまかなうネット・ゼロエネルギーハウス(ZEH)や,家庭で家電などを制御してエネルギーを節約する管理システム「HEMS」のニーズも高まっている。

こうした市場ニーズに対応するため,PESSSMでは,太陽電池セル,パワーコンディショナ,およびパワーステーション(蓄電システム)までを一貫して生産できる体制を構築し,太陽光発電システムの商品力向上を図るとしている。

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