サイバネットシステムは,光学設計解析ソフトウェア「CODE Ⅴ」の最新バージョン10.7をリリースした(ニュースリリース)。
CODE V は,光学設計(レンズ設計)・評価解析・製造支援などの機能を搭載した,光学製品開発業務を総合的にサポートする光学設計解析ソフトウェア。対象となるアプリケーションは,撮像機器(カメラレンズ,ビデオレンズなど),通信機器,医療機器,産業機器,航空・宇宙関連機器など多岐にわたる。
今回のCODE V 10.7 では,計算速度の向上,解析機能の強化,性能表現に役立つグラフィックツールが改良された。例えば,画像シミュレーションが180 度超の視野角を持つ光学系に対応する。これにより,車載カメラをはじめとする超広角レンズのシミュレーションが容易になる。
また,新たに追加された制約条件を利用すれば,製造しやすさと光学性能の両方を考慮した最適化が可能となり,光学設計プロセスが大幅に効率化される。その結果,市場投入までの時間短縮を実現でき,製造原価を抑制できるとしている。