パナソニックは,新興諸国の無電化地域向け太陽光独立電源パッケージ「パワーサプライコンテナ」を開発した。これは,コンテナに太陽電池と鉛蓄電池に加え,新開発のエネルギーマネジメントシステム「パワーサプライコントロールユニット」を搭載したもの。
また,この「パワーサプライコンテナ」を電源とするプロジェクト「中部ジャワ州カリムンジャワ島における電化促進による初等教育環境改善と貧困削減計画」が,在インドネシア日本大使館の「草の根・人間の安全保障無償資金協力」を活用した官民連携案件に採用され,離島地域の教育環境改善を目的に,このシステムがカリムンジャワ国立第一小学校へ納入される。
「パワーサプライコンテナ」は,同社製太陽電池モジュール「HIT®240」を12枚搭載し,約3kWの発電を行なう。さらに,24台の蓄電池(17.2kWh)を搭載し,蓄電池からの電力供給も可能。今回の案件では,授業のある時間帯は,学校や教室の電気設備の電力に供給し, 授業の無い時間帯に発生する余剰電力は,近隣のコミュニティへの供給も行ない, 地域の電力の安定化にも貢献する。
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