ElectroniCast社,バイオフォトニクス・医療科学機器向けLED市場と光ファイバ融着接続機市場を発表

■バイオフォトニックデバイスと医療科学機器向けのLED市場,2013年は7,730万ドル

米国調査会社ElectroniCast社は,2013年におけるバイオフォトニックデバイスおよび医療科学機器向けLEDの市場規模が7,730万ドルに到達したことを発表した。

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同社によると,2013年におけるセンシング/検知と解析/監視用途での市場シェアは,医療機器およびバイオフォトニックデバイス用パッケージLEDの世界総消費量の62%を占めたと伝えている。2020年ではセンシング/検知と解析/監視用途における関連市場シェアは減少すると見込まれているが,その消費量においては3倍以上の成長が見込まれている。

治療方法と同様の技術を用いた水処理,医療,美容健康における光線力学的療法(PDT)を含む光線治療/生成/細胞再生/治療用途での市場規模は2,578万ドルから30%以上の力強い成長が見込まれ,医療器具の光源と画像用デバイスで使用されるLEDの市場規模は2012年の318万ドルから2013年では409万ドルへの成長を遂げた。

2013年現時点では,米国が世界市場の40%をはるかに超えるシェアを有するが,EMEA(欧州・中東・アフリカ)およびアジア太平洋の両地域における急速な成長が見込まれている。

■2013年における光ファイバ融着接続機の世界市場での消費額は4億6700万ドルに到達

また,光ファイバ融着接続機市場の予測も発表。2013年における同世界市場での消費額が4億6700万ドルに到達したという。

2013年における光ファイバ融着接続機の世界市場での消費額は4億6700万ドルに到達。今後は,平均価格の継続的な低下に伴ってある程度の相殺が生じるものの,消費量の強力な成長に伴ってほぼ2ケタの年間成長率で消費額が増加すると見込まれている。

2013年における光ファイバ融着接続機の消費額はアジア太平洋地域によって主導された。実質的には中国での消費額に助けられ,予測期間においてアジア太平洋地域は関連市場シェアでの成長が期待される。北米は第2位につき,欧州地域がそれに続く。カナダや米国のほかに,メキシコも北米市場の一部として予測対象となっている。

世界その他の地域(ROW)には中東,アフリカ,中米/南米が含まれている。また,南米では特に光ファイバ融着接続機導入における急激な成長を見せている。

同社によると,2013年における光ファイバ融着接続機の世界市場において,電気通信業がその消費額の63%を占めており,特殊用途での融着接続機の使用は2013~2018年の間に年平均成長率7.6%の増加が見込まれている。

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