NIAS,イネの高温耐性に関わる遺伝領域を解明しDNAマーカーを開発

農業生物資源研究所のイネゲノム育種研究ユニットは,福井県農業試験場ポストコシヒカリ開発部を中心とする研究グループと共同で,イネ品 種「ハナエチゼン」において背白粒の発生を低下させる遺伝領域を明らかにした。さらに,この遺伝子領域の近傍にあるDNAマーカーを見出した。

一般にイネは登熟期に高温に遭遇すると,玄米が白く濁る白未熟粒が多くなり品質が低下する。本研究で得られたDNAマーカーを用いることで,地球温暖化による一層の気温上昇にも対応できる,より強い高温耐性イネを育成できると期待される。

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