国立天文台と東大、青い光でスーパーアースの空を観測

国立天文台と東京大学を中心とする研究チームは、すばる望遠鏡に搭載された2つの可視光カメラSuprime-CamとFOCASに青い光だけを透過するフィルターを装着して、へびつかい座の方向、約40光年のかなたにあるスーパーアースGJ1214bの空を観測した 。

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この惑星の空(大気)は、その主成分が何かをめぐってこれまで議論が続いており、水素あるいは水蒸気が主成分である可能性が考えられていた。

今回の観測の結果、この惑星では晴れた水素大気の空で観測されるはずの「強いレイリー散乱」の特徴が見られないことが明らかとなった。このことは、これまでのこの惑星に対する観測結果と合わせて、GJ1214bが水蒸気を主成分とする大気を持つ可能性が高いことを示している。

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