デュポン,LED照明用向け放熱基板材料の生産能力を拡大

米国デュポン社のエレクトロニクス&コミュニケーション事業部の回路・パッケージ事業は5月30日,LED照明市場向けに「デュポン™クーラム™」放熱基板材料の生産および供給量を従来の7倍超に拡大したと発表した。この放熱基板材料は,LED照明の放熱効果があり,LED電球の耐用年数,信頼性および品質の向上に寄与する。

同社特許のポリイミド誘電体を用いたこの放熱基板材料は,従来のエポキシ樹脂基板に比べ,より速くより確実に熱を逃がす。熱インピーダンスが非常に低く,最高使用温度は180℃。

製品には3つのタイプがあり,最新の「クーラム™3D」放熱基板材料は,配光性が必要とされる,全方向配光の白熱電球代替A-19電球および一般の照明器具用に設計されている。「クーラム™LX」は,白熱電球代替LED電球,および非常に低い熱インピーダンスが必要とされる高天井照明およびアウトドア用LED照明など他の照明用途として,また,「クーラム™LA」は,より厳しい電気性能が必要とされる一般LED照明用に設計されている。

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