東大、低分子化合物(TD-198946)で処理した軟骨再生シートを作成

東京大学大学院工学系研究科(医学系研究科兼担)教授の鄭雄一氏らは、細胞シートを培養する温度応答性細胞培養器材(セルシード製)を用いて、軟骨分化誘導能をもつ分子化合物(TD-198946)で処理した軟骨細胞シートを作製し、膝関節軟骨欠損動物モデルに移植し、より効率よく硝子様軟骨組織を再生させた。

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変形性膝関節症は膝関節軟骨が摩耗する病気で、一度軟骨が磨り減ると元の状態に戻すことができないとされており、これまでの治療法は対処療法がほとんど。

細胞シート工学の技術と軟骨分化誘導能をもつ化合物を組み合わせることによって、軟骨組織再生を効率よく行うことができると考えてる。

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