日立メディコ,3テスラ超電導磁石式MRI 装置を発売

日立メディコは,静磁場強度3テスラの超電導磁石式MRI 装置「TRILLIUM OVAL」(トリリアム オーバル)を日本および海外に向けて発売する。

OVAL(楕円)形状のガントリボアを採用。体格の大きな方や狭い所を苦手とする方にとっても開放感を感じられるよう,横幅74cm の楕円ボアを実現した。また,検査空間を横方向に拡張した結果,これまで磁場中心での撮像が困難であった肩などの体軸から外れた部位も,最も高画質が得られる磁場中心での撮像が可能となった。

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また,4ch-4port独立制御可能なRF照射コイルにより,検査時にRF照射の状態を確認するために取得するマップを用いて,RF照射不均一を低減するように照射RF波を制御し,ムラ の少ない画像を得ることができる。

さらに,MRI 検査時のワークフロー向上技術であるWIT(Workflow Integrated Technology)の採用により,MRI 検査室内で被検者情報や同期検査用の生体波形を確認することができる。また,受信コイルシステムも「WIT RF Coil System」を採用し,頭部用と脊椎用の下部受信コイルは寝台に常時設置しておくことができる。検査の際は撮像部位に応じた上部受信コイルを載せるだけで撮像可能なため,受信コイルを交換する時間を短縮することができる。

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