オーストリアのamsは,自律走行やその他のアプリケーションにて「ソリッドステート」のLiDAR技術を促進するために,独Ibeo Automotive Systems GmbH(Ibeo),独ZF Friedrichshafen AG(ZF)と提携することを発表した(ニュースリリース)。
Ibeoは,オートモーティブLiDARセンサー技術の専門企業,ZFは,乗用車,商用車,産業技術のためのシステムを展開するテクノロジー企業。amsはオートモーティブグレードのVCSEL(面発光型半導体レーザー)アレイとドライバーを2社に提供し,エッジエミッターやLEDといった競合する光源よりも優れた信頼性と安定性を実現するとしている。
光ビームの方向を切り替える際に機械部品を必要とせず,信頼性を改善しつつ複雑性,寸法,重量,コストを削減できるとする,VCSELを用いた「ソリッドステートLiDAR」において,amsは照明ソリューションを販売する初の企業になるという。
3社は,2021年までにこの技術を迅速かつ安全に導入できるよう,共同で研究開発を行なう。