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温度変化によるフォーカスの再調整を不要に 今話題のアサーマルレンズの仕組み

温度変化によるフォーカスの再調整を不要に 今話題のアサーマルレンズの仕組み

アサーマルレンズとは,温度変化によって生じる屈折率の変化を軽減し,温度による焦点距離の変化を最小化したレンズである。アサーマル化したレンズを使用することで広い温度範囲にわたり高解像力を維持できるようになるため,極端な温度 […]

月刊OPTRONICSに寄稿された「エッジ」の効いた研究の数々です。光技術の意外な応用など,新たな視点から改めて光技術を見ることができます。

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INFIQ®鉛含有/非含有量子ドット:特性と応用

1. はじめに INFIQ®量子ドット(QD)には,硫化鉛ベースのナノ粒子(INFIQ® HP-QD)と鉛を含まないナノ粒子(INFIQ® LF-QD)とがあり,電磁スペクトルのうち,近赤外(NIR)波長と短波赤外(SW […]

量子テクノロジーパズルゲーム —光周波数コムと超安定レーザーが可能にする第二の量子革命—

1. 概要 量子革命は第二段階に入った。第一段階では,トランジスタ,半導体,レーザー,衛星ナビゲーション技術などの新技術がもたらされたが,現在では,通信,計算,シミュレーション,あるいはセンシングや計測などのタスクに量子 […]

コヒーレントビームコンバイニングを用いた次世代ファイバレーザ

1. はじめに 1960年にセオドア・H・メイマンにより発見されたレーザは,以来50年余,目覚ましく進歩を続けている。中でもファイバレーザが誕生してからは,その高いビーム品質によりレーザ加工は品質,スピードが向上した。レ […]
眼鏡レンズコーティングの最新動向—眼の健康を考慮した眼鏡レンズコーティング—

眼鏡レンズコーティングの最新動向—眼の健康を考慮した眼鏡レンズコーティング—

1. はじめに 現在,眼鏡レンズの95%以上はプラスチック素材となっている。プラスチック素材は軽い,割れにくい,加工し易いなど,メリットは豊富にあるが,キズや熱に対する耐性はガラス素材よりも劣る。よって,それらのデメリッ […]

ホログラフィック波長多重と位相変調の設計を活用するレンズレスカラー3次元画像センシング技術

1. 背景 光には振幅,位相,周波数,振動方向など多くの物理量が含まれており,その伝搬速度は3.0×108 [m/s]とこの世で最も速い。光波を利用することにより,3次元の空間情報を単一画像より取得でき,非破壊・非接触・ […]
ネジ締め固定と同時に自己調心を実現する高精度セルフ-センタリング締結技術と光学分野への応用

ネジ締め固定と同時に自己調心を実現する高精度セルフ-センタリング締結技術と光学分野への応用

1. はじめに 産業の進歩に伴い,あらゆる産業分野において基礎となる機械部品の加工精度,組み立て実装への際限のない高精度化が要請されている。特に我々の関わり合いの深い,光計測応用分野においても光学機器の組み立て要求精度は […]
液晶空間光変調素子を使ってみませんか

液晶空間光変調素子を使ってみませんか

1. はじめに 空間光変調素子(SLM: spatial light modulator)は,コンピュータ内の画像情報を光学系内に表示するために不可欠なデバイスである。コンピュータの液晶モニターもSLMの1種である。ここ […]
精密電子回路をガラスコップなどの曲面にも形成可能,かつ超高速/高性能な光造形も可能な1台2役3Dプリンターの実用化に向けて

精密電子回路をガラスコップなどの曲面にも形成可能,かつ超高速/高性能な光造形も可能な1台2役3Dプリンターの実用化に向けて

1. はじめに 3Dプリンターの登場によって,新しいアイデアや製品を簡単に試作できるようになっている。いわゆるMaker Movementと呼ばれる動きが加速している。しかし,モノ造りは従来の3Dプリンターやレーザーカッ […]
レーザークリーニング技術と実用の可能性

レーザークリーニング技術と実用の可能性

1. はじめに レーザークリーニング技術はレーザー光を用いた非接触の処理方法である。航空機部材の塗装剥離の環境改善を主目的として開発されたもので,それまで有機溶剤で行われてきた塗装の剥離をレーザーによる処理に置き換えるこ […]
深紫外(波長<300 nm)LEDの樹脂封止</br>〜水銀フリー時代の幕開け〜

深紫外(波長<300 nm)LEDの樹脂封止
〜水銀フリー時代の幕開け〜

1. 序文 青色や白色のLEDに使われているInGaN系の窒化物半導体を用いて,近紫外波長365 nmまで,高効率と高出力は実現されている。この波長帯であれば,パッケージもシリコーンで樹脂モールドできる。より短波長のAl […]